新しい外装材が増えている中、
昔ながらの塗り壁が見直されているのをご存知でしょうか?
塗り壁には長い歴史の中で証明されている耐久性や安全性、
左官職人の手仕事による意匠性など、沢山の魅力があります。
自宅で過ごす時間が増えた今、住宅の内装、外装、外構など、
住環境を見直されている方も多くいらっしゃるかと思いますので、
今回は塗り壁の特徴やメリット・デメリット、
弊社が施工、取り扱いしている壁材についてご紹介したいと思います。
塗り壁のメリット・デメリット
塗り壁の魅力はシンプルでありながらも独特の風合いを味わえる点です。
左官職人のコテさばきや刷毛の使い方で
何通りにも仕上げ方を変えることができ、
外観に手仕事の温かみや味わいを添える事ができます。
塗り壁と聞くと和のイメージが強いかもしれませんが、
塗装の仕上げ方次第で洋風にも仕上がるのが塗り壁の強みです。
デメリットは壁材が乾くまで時間がかかるため工期が長いという点と、
汚れが目立ちやすく、ひび割れもできやすいという点ですが、
耐久性の高い塗料も開発され、丈夫さも兼ね備えた塗り壁が増えています。
おすすめの外装材・内装材
三井商会では、四国化成の壁材を中心に、
フジワラ化学、
弊社では塗り壁の門柱や塀を施工する際、
四国化成のパレットという製品をよく使用していますので、
今回は四国化成の外装材 パレットと、
今注目の内装材 健康壁についてご紹介していきたいと思います。
四国化成 パレット(外装材)
パレットは、ひび割れに強い”可とう性”のある外装材で、
低汚染タイプなので汚れにくく、
壁面に付着した塵・汚れは雨水などで洗い流せます。
また、防藻・防カビ効果のある強力防藻剤も配合されており、
美しい塗面を保持することができます。
カラーは76色ある多彩なバリエーションから選べ、
ガラスや骨材をトッピングして独自のアレンジも可能。
鏝を使用した左官仕上げの他に、
ローラーで連続したリズミカルな模様付けをする事もでき、
豊富な模様付けでオリジナルの塗り壁を楽しむことができます。
パレットHG[鏝・吹付けタイプ]模様付けバリエーション
※四国化成 JULUX BOOK(仕上げ材総合カタログ)に準拠しています。
四国化成 健康壁(内装材)
高温多湿の日本の気候風土では、
室内の湿度コントロールが健康な毎日につながります。
健康壁には、結露やダニ、カビの発生を抑える吸放湿作用があり、
お部屋の湿度を一定に保ち、常に快適な室内空間にすることができます。
また、健康壁には生活臭やペット臭を吸着・消臭する効果もあり、
ペットを飼われている方にもおすすめです。
工事はビニルクロスの上から塗布して仕上げるだけなので、
廃材も出ず、手軽にリフォームを行えます。
自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、
健康壁で快適な居住空間にリフォームしてみませんか?
健康壁にはヘルシアート、けいそう壁、しっくい壁、備長炭壁など、
特性の異なる製品がありますので、詳しくはカタログをご確認下さい。
備長炭壁のカタログを見る
※四国化成 JULUX BOOK(仕上げ材総合カタログ)に準拠しています。
塗り壁の施工手順(外構工事の場合)
1.塗る対象となるコンクリートの塀などを施工する
門柱や塀など、塗り壁にする対象物を組み立てます。
塀に埋め込む素材、電気の配線などは塗る前に対象物内に組み込んでいきます。
2.下地材を塗る
塗り面を均一に成型し、塗り壁が美しく仕上がるように下地を塗り付けていきます。
下地を塗る事で、一般的には塗り面が厚くなり、強度が増すのでひび割れに強くなります。
3.表面を仕上げる
塗り壁材を表面に塗りつけます。
通常は1〜2回塗り付けを行いますが、
用途や面積等によって塗り付けの回数や方法は異なります。
最後の仕上げに鏝や刷毛、ローラーで模様を付けて完成です。
弊社では左官道具・資材の販売も行っております。
取り扱い商品についてはこちらをご確認下さい。
>>左官道具・資材の一覧はこちら
塗り壁のお手入れ方法
四国化成のパレット、アイカ工業のジョリパットなどは
汚れ・カビに強い低汚染タイプではありますが、
年数が経つとどうしても落としきれない汚れになる傾向があります。
笠木にレンガを使用している場合は、
目地に使っているモルタルの成分が雨などで染み出し、
砂ぼこりと一緒になって黒い筋のような汚れがついてしまう事があり、
これを防ぐには小まめな掃除が重要となります!
塗り壁の施工事例
塗り壁の施工事例をまとめましたので、こちらも併せてご覧下さい。
四国化成、フジワラ化学、アイカ工業の壁材が購入できるお店をお探しの方!
長い壁材の販売実績を持つ当社へ是非ご相談ください!!
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DIYについてもサポートさせて頂きます!