新築外構工事をご依頼いただいたI様邸では、
既存の石を活用したロックガーデンを取り入れながら、
できるだけ簡単に美観維持ができるよう雑草対策を行い、
シンプルモダンなローメンテナンスガーデンを完成させました。
フロントガーデン
駐車場は、草が生えにくい土間コンクリートで舗装。
敷地内に置かれていた既存の石をバランスよく配置し、
存在感があるナチュラルなロックガーデンを施工しました。
ロックガーデン
隙間から草が生えないよう、石を並べる前に防草シートを敷設。
全体のバランスを見ながら大小さまざまな石を巧みに組み合わせて、
敷地境界に沿って配置していきます。
既存のナンテンをロックガーデンに移植してシンボルツリーに。
他にも、姫シャリンバイ、オタフクナンテン、ラベンダー、
ディアネラ、サルビア・アメジスト、ワイルドストロベリーなど
季節の移り変わりに合わせて変化する
美しい葉色や花、実の姿を楽しめる植物を植栽しました。
ロックガーデンは、石と植物の調和が生み出す
自然な美しさを楽しむガーデンスタイルで、
使用する石の色や形状、組み合わせる植物によって、
モダン、和風、ナチュラル等さまざまなスタイルを演出できます。
駐車場・アプローチ
アプローチ〜駐車場にかけては、耐久性が高く、
広いスペースの雑草対策におすすめのコンクリートで舗装しました。
コンクリートは強度が高い反面、面積が広いとひび割れしやすい為、
スリット（目地）とワイヤーメッシュを入れてひび割れを防止。
生コンクリートを打設後、トンボやコテを使い表面を滑らかに仕上げました。
スリットの役割には、ひび割れ防止の他にも
排水機能の向上や駐車位置の目安（ガイド線）といった側面もあり、
利便性も考慮したスリットデザインとなっています。
スリットには、水はけの良い砕石を入れて仕上げました。
玄関まわり
玄関まわりは、階段に手すりを設けたいとの事で、
三協アルミの歩行用補助手すりエトランポを設置。
水栓柱には、カラフルからシックな色までカラーが豊富な
オンリーワンクラブのジラーレWを採用しました。
ジラーレWは補助蛇口付で使い勝手も抜群です。
アプローチに設置した枕木調の舗装材は、
東洋工業のレイルスリーパーぺイブライト。
腐らない本格派の枕木（コンクリート製）なので、
腐食、劣化、虫害の心配なく、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
照明は、タカショーのエクスレッズポールライト９型。
タカショーのローボルト®︎ライトは
低電圧なので一般家庭に安心して導入でき、
LED球が使用されているので電気代も抑えられます。
【植栽から約１ヶ月後の様子（６月中旬）】
ギンバイカ、アガパンサス、カシワバアジサイ、
シルバープリペット、マホニアコンフーサーなどの緑が
玄関まわりを華やかに彩ります。
裏庭・外周り
未舗装のままにしておくと雑草が生えやすい為、
防草シート＋砕石敷きで雑草対策しました。
防草工事
建物の周りを囲うように、防草シートを敷設。
（株）グリーンフィールドのザバーン防草シートは、
耐久性や雑草抑制効果が高く、環境にやさしい素材でできています。
また、ザバーン防草シートは水はけに優れ、空気も良く通すので、
木の周辺ギリギリまで敷くことが可能です。
直接紫外線に当たると劣化する為、
砂利などで紫外線を遮ると半永久的に効果を持続できます。
＞＞ザバーン®防草シートについて詳しくはこちら
目隠しフェンス
フェンスは、三協アルミの形材フェンス レジリア。
目的に合わせて選べるレジリアは、
デザインやサイズバリエーションが豊富で、
I様邸では、外からの視線をしっかりカットしつつ、
程よい通風性も確保できるYL１型（横ルーバー）を設置しました。
物置
物置は、イナバ物置の中型物置 FORUTA（フォルタ）で、
住まいと調和するチャコールグレーの扉カラーを選びました。
落ち着いた色合いの形材（金属製）アイテムだけの空間は
どうしても殺風景な印象をになりやすい為、
裏庭に植っていた既存のナンテンを物置の隣に移植しました。
I様邸では、既存の石やナンテンを活用してコストを抑えつつ、
存在感を放つ、魅力的なロックガーデンを施工。
防草シートやコンクリート舗装で雑草対策を行いながらも
要所要所に適度な緑（植物）を取り入れて、
管理がしやすいシンプルモダンガーデンを完成させました。
雑草対策には、今回ご紹介した方法以外にも選択肢がいくつかあります。
エクスライフのHPで雑草対策についてまとめた記事をご紹介していますので、
防草工事をご検討中の方は、以下の記事もお読みいただければと思います。
＞＞夏までに進めたいお庭の雑草対策の選択肢と選び方
※リンク先のエクスライフは三井商会が運営する、
エクステリア設計施工専門ショップのエクステリア専門ブランドです。
