以前、外構リフォームでお世話になったF様より、
門まわりの舗装リフォーム工事をご依頼いただきました。
門扉を入ってすぐの土間コンクリートに
経年劣化によるクラックが入り、
ひび割れや剥離が目立つ状態だった為、
平板敷きのアプローチへとリフォームしました。
平板敷き
コンクリートにひび割れが入る主な原因
コンクリートは圧縮強度が大きい半面、
引っ張り強度が小さいことから
ひび割れが発生しやすいという特徴があり、
ひび割れ(クラック)が起きる原因として、
以下のような事が考えられます。
【①乾燥収縮によるひび割れ】
1つ目の原因は、コンクリート自体の乾燥です。
打設したときに含まれているコンクリートの水分が蒸発していくと、
コンクリートの体積は減少し、収縮します。
その際にコンクリートに引張力が発生しますが、
コンクリートの持つ引張強度を超えてくるとひび割れが発生します。
【②地盤沈下】
2つ目は、地盤沈下です。
地盤の長期にわたる圧密沈下、床のコンクリート自重による圧密沈下、
埋め戻し土の転圧不良などにより床にたわみや不同沈下が起こる事で
ひび割れが発生します。
(※規則性がある比較的大きいひび割れが発生している場合は、
地盤沈下が原因の可能性が高いです。)
【③荷重によるひび割れ】
駐車場など重量物が毎日出入りする床面は、
荷重によりひび割れが発生しやすくなります。
ひび割れの中でも「ヘアクラック」と呼ばれる
幅が0.3mmより細くて深さが4mm以下のものであれば
補修等のメンテナンスの緊急性は低いですが、
今回はひび割れの幅も大きく、範囲も広かった為、
土間コンクリートを全面的に改修する事としました。
施工の様子
始めに、劣化した既存の土間コンクリートを解体・撤去。
アプローチからひと続きになった犬走りは、
剥離した建物側のコンクリートの表面のみ、
カッターで切り込みを入れて部分的に解体・撤去しました。
砕石を敷いて転圧したら、セメントを混ぜた下地の上に
コンクリート製の平板を敷並べていきます。
下地にセメントを混ぜる事で防草効果が高まり、
下から雑草が生えてくる心配は殆どありません。
今回 使用したコンクリート製の平板は
表面が自然石(御影石)のような風合いをしており、
和風住宅の雰囲気に合わせてチョイスしました。
平板敷きと既存のアプローチとの間は、
コンクリートの刷毛引き仕上げで舗装。
犬走りは砕石を敷き詰めて仕上げました。
以前は、土間コンクリートで無機質な印象でしたが、
重厚な平板敷きにする事で風格を備えたアプローチとなりました。
その他
F様邸では、外構リフォーム以外にも
屋根に設置されていた無線機の撤去処分。
室内のドアノブ交換、建て付け調整なども行いました。
三井商会は、住宅関連に長く携わってきたノウハウと、
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