小高い丘の団地の中に建てられたM様邸。
新築時に行なった外構工事では本格的な工事が行えず、
広いお庭は殺風景で、有効活用ができていない状態でした。
そこで、今回は門まわりやメインガーデンを中心に、
緑があふれるオシャレなお庭にガーデンリフォームをさせて頂きました。
門まわりは、フレームと縦格子のスクリーンを
組み合わせた、インパクトのあるスタイリッシュな
エクステリアになるようデザイン設計しました。
アルミ製品ばかりを使用した場合のエクステリアは
無機質になりがちですが、周囲に植栽を行うことで
自然との調和を図り、スタイリッシュでありながらも
温かみのあるエクステリアにする事ができます。
門まわり
門まわりに使用した大きなアルミのユニット製品は、
LIXIL(旧TOEX)のプラスGという商品で、
庭を”間取る”という新しい発想でつくられた商品です。
フレームやスクリーンなど、多彩なアイテムを自由に
組み合わせ、様々なエクステリアを作ることができます。
縦格子のスクリーンは閉鎖的になり過ぎないよう、
目隠しのポイントとなる部分に取り入れ、
玄関前とリビング前のタイルテラスは雨に濡れないよう、
テラス屋根のGルーフを設置しました。
主庭の床面は、ユニソンのカッシアというレンガ風の
舗装材で施工しました。カラーはアルテベージュで、
窯変がかった表情からは、
アンティークレンガのような雰囲気も感じられます。
商品詳細
<メーカー/LIXIL(旧TOEX)>
アルミユニット:プラスG(Gフレーム、Gスクリーン、Gルーフ)
商品詳細
<メーカー/ユニソン>
舗装材:カッシア (カラー:アルテベージュ)
テラス
玄関からフレームでひと繋がりになっているリビング前の
テラスは、LIXILのプラスGアイテムのフレームと、
一般的なテラス屋根を組み合わせたもので、
オリジナル設計の中で生まれた空間となっております。
サイドは道路からの目線が最も気になるラインだったので、
高さ2.9mの目隠しの縦格子スクリーンを設置しました。
門まわりからテラスまでをひと繋がりにすることで、
統一感と存在感のあるファサードが実現しました。
テラス屋根には強度の高いポリカ素材を使用しており、
今回は採光を目的とする為、すりガラス調の屋根材を選びました。
内側にはシェードを取り付けており、日差しが強い日は
シェードを閉めて日差しを遮り、より快適に過ごすことができます。
今回プラスGユニットを使用したオリジナル設計の
テラスには、現場状況やサイズに合う
専用のシェードがないため、
タカショーのロープ式開閉シェードを採用しました。
一般的なテラスに取り付けるシェードは
フック付きの棒を使用して開け閉めするのが多く見られますが、
今回採用したロープ式の開閉シェードは、
開閉を行うには紐を引っ張るだけで操作ができて
シェードの開閉にストレスを感じる事が少なくなります。
シェードネットは通気性のある編み込み素材で、
紫外線を約90%カットしてくれるので体への影響も軽減できます。
※今回のようにメーカーが違ったり、オプションに
シェードがない場合でも、別メーカーの商品と組み合わせて
ご提案させて頂くことも可能です。
商品詳細
<メーカー/タカショー>
シェード:ロープ式開閉シェード シェードネット (カラー:サンドストーン)
植栽・芝生
メインガーデンは、落葉樹や常緑樹、下草、
芝生や草花など、四季を感じられる植物を植栽し、
菜園スペースも確保した、植物の息吹を身近に感じられる
お庭に仕上げました。
植栽の経過
植栽後すぐ
植栽は樹木の成長や樹形などを考慮しながら、
シマトネリコ、アオダモ、シラカシ、ハナミズキ
ジューンベリー、チョコベリー(アロニア)などの立ち木と、
ニューサイラン、コバノズイナ、ローズマリー、
ビルベリー、ヤブラン、アジサイ、バーハーバーなどの
下草を組み合わせながら配植しました。
主庭のグランドカバーに敷いた芝生は、
景観の美しさはもちろんのこと、輻射熱を
抑えてくれるので、体感温度を下げる効果もあります。
また、お子様が転倒した際も痛くないので、
安心して遊ばせることもできます。
植栽後5年経過
植栽から5年が経ったお庭です。
下草も大きく成長し、緑あふれるお庭になりました。
美しいお庭の状態を保つには、
適切なお手入れを続けることが必要となります。
弊社で行っているガーデンメンテナンスは、
お庭のプロがお庭の手入れや管理をさせて頂くサービスで、
お客様のニーズに合わせたご提案が可能です。
庭木の剪定・管理だけでなく、お庭のあらゆるトラブルにも
対応させていただきますので、詳しくはこちらをご確認下さい。
>>ガーデンメンテナンスについて詳しく見る
菜園スペース
お庭の2箇所に家庭菜園のスペースを設け、
季節のお野菜の栽培や収穫を楽しんで頂いております。
ライティング
M様邸では広いお庭を夜でも安全に過ごせるよう、
ライティングの提案もさせていただきました。
足元を照らす誘導灯と、樹木を照らすスポットライトを設置し、
枝葉の美しさを浮かびあがらせた幻想的なお庭を演出しています。
LIXILのプラスGはフレーム内側にダウンライトを
取り付けることが可能で、今回はタカショーの
ミニフラットライト(電球色)を取り付けました。
光源には長寿命&省エネに優れたLEDを採用しており、
頭上から優しい光で照らしてくれます。
広いテラスには、同じくタカショーの
スイングLEDバー60cm連結用を取り付けました。
奥行きや高さがコンパクトで納まりも良いため、
見た目もすっきりとしています。
商品詳細
<メーカー/タカショー>
ミニフラットライト、ガーデンアップライト4型、パワーLEDアップライト、
パワーLEDスウィングアップライト、パワーLEDスポットポールライト、
ガーデンポールライト4型マリンブライトブラケットタイプ、スイングLEDバー60cm連結用
今回ファサードに使用したLIXILのプラスGは、
三井商会の事務所入り口(テラス)にも
ちょこっとだけ使用されています。
デザインやカラーによって、全く違う印象になりますので、
実物をご覧になりたい方は、お気軽にご来店下さい。
>>三井商会 屋外展示場の様子はこちら