一条工務店にて新築を建てられたお客様より、
エクステリア全般のご相談を頂きました。
敷地がかなり広いので、コスト面も考え門周りを中心に設計デザインを行いました。
駐車場から玄関へと続く曲線のアプローチと、
思わず見てしまうステンドグラスのある門柱が特徴的です。
完全オーダーのデザイン設計にて、ステンドグラスを製作しました。
ステンドグラスの模様は施主様のご希望でクローバーをイメージしたデザインとなっています。
壁に貼り付けている花柄の石模様は、シーグラスと呼ばれるガラスです。
表札もまわりのデザインに合わせて、
ロートアイアンとステンドグラスが合わさったインパクトのある表札をセレクトしました。
柔らかい曲線の門柱とロートアイアン、ステンドグラス、シーグラス・・・
オリジナル感の詰まった門周りとなりました。
門周りの曲線ラインに合わせて、
タカショーのエバーアートウッド(木目調のアルミ角柱)を設置しました。
さりげない目かくしが加わり、木目調なのでやわらかい印象を受けます。
夜にライトアップされた門まわりは、昼間とはまた違った表情を見せてくれます。
バックから光をあてられたステンドグラスに思わず見とれてしまいそうです。
門柱の足元から照射されているアッパーライトで、
表札やシーグラスの微妙な陰影がみてとれます。
植物とアクセントポール、塗り壁門柱が灯りと共に来客のお迎えをしてくれます。
アプローチ途中の足元に置かれたステンドグラスもオリジナル製作したもの。
小さいながらにも存在感を感じさせるオブジェ的な存在ですが、
夜のライトアップが加わればカラフルなデザインにより一層華やかさを感じさせてくれます。
今回の工事では駐車スペースも含めた敷地内の排水設計にも注視しました。
エクステリアのデザイン設計は見えない部分にどれだけの気配りをするかというのが、
デザイナーの力の見せ所といっても過言ではありません。
まず見えない部分の、一番大事な問題をクリアした上で見えているデザインを考えないといけません。
そういった部分で特にエクステリアの設計の中で、排水設計は重要なポイントとなります。
今回はネトロンパイプ(暗渠パイプ)を使用して、場内の長い距離における排水設備を整えました。
工事が完了してしまえばまったく見えませんが、
そこに掛けたコストのパフォーマンスは住む人達が一番感じて頂けると思います。